踊る
大捜査線
Data Base

踊る大捜査線(おどるだいそうさせん)は、1997年にフジテレビジョンで製作されていた織田裕二主演の警察ドラマ。その後シリーズ化され、2003年までテレビドラマ・映画・舞台で展開された。
さらにその後も「踊るレジェンド」としてテレビドラマや映画のスピンオフ作品が作られている。
登場人物については、「踊る大捜査線シリーズの登場人物一覧」を参照。

目次
0 素人セフレ案内所
1 概要
2 シリーズ
2.1 TVシリーズ
2.2 TVスペシャルドラマ
2.3 関連のTV番組
2.4 劇場映画
2.5 舞台
2.6 DVD特典
2.7 本
3 ストーリー
3.1 警察ドラマ
3.2 当初の踊る大ラブストーリー計画
4 トピックス
5 進化し続ける踊る大捜査線
6 スタッフによる遊び心
6.1 カエル急便
6.2 レインボー最中
6.3 カップ麺
6.4 登場シーン
6.5 オープニング
6.6 製作スタッフの出演
6.7 他の映画作品へのオマージュ
7 アイテム
7.1 コート
7.1.1 青島のコート
7.1.2 室井のコート
7.1.3 すみれのコート
7.2 通行証
7.3 PC
8 劇中用語
9 湾岸警察署
10 パトカー
10.1 TVシリーズ及びTVスペシャル
10.2 THE MOVIE
10.3 THE MOVIE2
10.4 踊るレジェンドシリーズ
11 音楽
11.1 主題歌
11.2 サウンドトラック(BGM
12 ソフトウエア
12.1 書籍
12.2 CD
12.3 VHS
12.4 DVD
13 スタッフ
14 本シリーズの影響
14.1 警察追跡ドキュメンタリー番組
14.2 パロディ版
15 撮影協力
16 雑学
17 関連項目
99 素人セフレ案内所


0 素人セフレ案内所

登録費無料ァ
サービス料無料ァ
メッセージ送信無料ァ
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
まずは試してみてよゥ

△TOP△


1 概要

本作は、制作当初のドラマとしての位置付けは、「刑事ドラマ」であったが、従来の刑事ドラマの常識を覆したストーリー展開が話題を呼んだ作品であった。いわゆる昔から作られていた刑事ドラマとは別種となっていき、刑事ドラマというよりは警察全体の様相を描いた「警察ドラマ」という新しいジャンルになっていった。警視庁という「会社」の、湾岸警察署という「職場」で働く警察官という「地方公務員」で「サラリーマン」という人々の日常を描いた「業界ドラマ」の一種で、ドラマ的ジャンルとしてはいわゆる「職業もの」の部類に入る。
従来の刑事ドラマよりは、現実の警察社会に忠実なドラマであり、警察組織の厳格なキャリア制度の問題も大きなテーマとなっている。本作は、刑事を主役としているので刑事ドラマでもあるが、「刑事」又は「デカ」ではなく「捜査員」と呼び「犯人」又は「ホシ」ではなく「被疑者」と呼ぶ等、徹底した忠実性を与えている。加えて「発砲許可」「パトカー手続き」「本庁接待」等、今までの刑事ドラマでは描かれてこなかった日常描写を重視している点が、作品全体にリアリティーを与えている。
刑事警察のみを描いているわけではないので、それまでの確固たる刑事ドラマとは趣が異なり、それが斬新さを生み人気を博した。
△TOP△


2 シリーズ
2.1 TVシリーズ

『踊る大捜査線』(1997年1月7日〜1997年3月18日、平均視聴率18.2%・最高視聴率23.1%)、初回は21:03〜22:24、最終回は21:02〜22:14。ちなみにサブタイトルは全て亀山千広がつけた。

・第1話『サラリーマン刑事と最初の難事件』(1997年1月7日)18.7%(81分拡大版)
・第2話『愛と復讐の宅配便』(1997年1月14日)16.4%
・第3話『消された調書と彼女の事件』(1997年1月21日)16.5%
・第4話『少女の涙と刑事のプライド』(1997年1月28日)15.7%
・第5話『彼女の悲鳴が聞こえない』(1997年2月4日)  18.1%
・第6話『張り込み 彼女の愛と真実』(1997年2月11日) 18.7%
・第7話『タイムリミットは48時間』(1997年2月18日) 18.2%
・第8話『さらば愛しき刑事』(1997年2月25日)  17.3%
・第9話『湾岸署大パニック 刑事青島危機一髪』(1997年3月4日)16.3%
・第10話『凶弾・雨に消えた刑事の涙』(1997年3月11日)19.1%
・第11話『青島刑事よ永遠に』(1997年3月18日) 23.1%(72分拡大版)
・再放送 TVシリーズは人気が高まるとともに何度も再放送が行われた。またスペシャル番組の放送や映画の公開と絡めた再放送も何度か行われた。全話の再放送は1998年8月25日から行われたが、権利の問題や、時間枠(再放送は一般的に初回放送より時間が短い)その他の関係で、初回放送からのシーンの入れ替え・カットや音楽の変更があった。この後再放送ではこちらが流れることが多いため、「再放送版」と呼ばれたりする(再放送版は放送するFNS各局の時間枠に合わせる関係上数パターンあると言われている)。

・『ザッツ踊る大捜査線』(2001年1月24日〜2月14日、第2話、第5話、第9話、第10話)
・『ザッツ踊る大捜査線ファイナル』(2001年2月20日、第11話、火曜ワイドスペシャル枠) ユースケ・サンタマリアと市川染五郎によるコント仕立ての特別解説が付いている代わりに本編が一部カットされている。
・『踊るII放送記念!!踊る大捜査線リピート』(2004年12月30日第1話〜第4話、31日第5話〜第11話) 翌2005年の正月に劇場版第2弾を地上波で放送する為の事前企画として放送された。この番組はローカル枠扱いであったにも関わらず、年末編成という放送局側の事情もあり、多くのFNS系列局が同時ネットした「全国同時再放送」という珍しい再放送企画である。
・『踊る大捜査線特別編 湾岸署事件ファイル』(1997年12月29日 視聴率:13.5%) TVシリーズ本編全11話を2時間にまとめたもの。歳末スペシャルの番宣を兼ねて、その前日に放送された。
・シナリオを朗読する「読むドラ」企画でTVシリーズ第2話が放送された(第13回、2004年11月25日、CSフジテレビ721)。
△TOP△


2.2 TVスペシャルドラマ

※「踊るレジェンド」やミニドラマ等「踊る」シリーズの世界設定・時間軸でに作られた正規の関連ドラマを含む。特に明記されていないものはフジテレビでの放送である。

・『踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル』(1997年12月30日、視聴率25.4%)
・『歳末特別警戒スペシャル完全版』(地上波放送無し) 初回放送時にカットされたシーンの追加があるため約20分長い。
・『歳末特別警戒スペシャル完全版+α』(2003年12月29日) 出演者インタビューや湾岸署内のモニター映像「プロジェクトK」などが追加されている。
・『踊る大捜査線 番外編 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル』(1998年6月19日、視聴率24.9%) 内田有紀演ずる湾岸署に配属された新人婦人警官が主人公の番外編。
・『踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル』(1998年10月6日、視聴率25.9%)
・『秋の犯罪撲滅スペシャル完全版』(1998年11月22日、BSハイビジョンで放映) 初回放送時にカットされたシーンの追加があるため約20分長い。
・『踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル完璧版』(1998年12月22日、視聴率21.4%) 完全版にさらに未公開シーンと新たに撮影された部分が追加された。またこのほかにオープニングに回想総集編が追加された。
・『深夜も踊る大捜査線 湾岸署史上最悪の3人!』(1998年10月12日〜16日) 1話約10分のスリーアミーゴスが主演のミニドラマ。 第1話『部下のミスは、部下のミス』(1998年10月12日) 第2話『経費削減は、事件削減より』(1998年10月13日) 第3話『猟奇殺人は、袴田の娘!?』(1998年10月14日) 第4話『上級国家公務員とその他の人々』(1998年10月15日) 最5話『頑張れ!中間管理職』(1998年10月16日)
・『夕方も踊る大捜査線』(1999年2月5日、『深夜も踊る大捜査線』全体を約30分に編集した再編集版)
・『踊る大ソウル線』(2001年9月21日) 湾岸署のメンバーが殺人事件の犯人を追って韓国に行ったところ、犯人が湾岸署管内で逮捕されてしまったために韓国出張を取り消されてしまい、自腹で観光旅行することになるという設定でのドラマ形式による2002 FIFAワールドカップ記念の韓国情報番組。ソウル市警察庁が全面協力している。映像商品化はされていない。
・『深夜も踊る大捜査線2』(2003年7月14日〜18日) 1話約15分のスリーアミーゴスが主演のミニドラマ。『プロジェクトKができるまで』というストーリーもある。 第1話『嘘だらけの自伝でも伝説の始まり』(2003年7月14日) 第2話『取調室は犯人との対決の場』(2003年7月15日) 第3話『廊下を歩けば私の記憶を呼び起こす』(2003年7月16日) 第4話『応接室は所轄と本庁の折衝の場』(2003年7月17日) 第5話『後悔も誇りも彼という刑事に出会った事』(2003年7月18日)
・『前日も交渉人 真下正義』(2005年5月6日、スカパー!「真下正義チャンネル」にて放送)
・『踊るレジェンドドラマスペシャル逃亡者 木島丈一郎 THE FUGITIVE●KIJIMA JOHICHIRO』 (2005年12月10日(プレミアムステージ枠)、視聴率15.6%。2006年10月20日にも放送された(※下記の「弁護士 灰島秀樹」や「交渉人 真下正義」や「容疑者 室井慎次」のテレビ初放送(これらはいずれも土曜プレミアム枠)とともに)踊るレジェンド・スペシャル・プロジェクトの一環として再放送))。なお、踊るレジェンド・スペシャル・プロジェクトでは、真下正義(ユースケ・サンタマリア)、室井慎次(柳葉敏郎)、木島丈一郎(寺島進)、灰島秀樹(八嶋智人)の踊るレジェンドシリーズの主人公4人によるトークが放送開始前と放送終了後に流されている。(劇場作品の2つは、厳密には放送終了後ではなく、エンドクレジットロール中にクレジットを右半分に移し、左側にトークが入るという構成になっている。)
・『踊るレジェンドドラマスペシャル弁護士 灰島秀樹』(2006年10月28日(土曜プレミアム枠)放送)
△TOP△


2.3 関連のTV番組

映画の公開等と絡めた関連番組が数多く作成された。出演者、スタッフへのインタビュー、メイキング映像などが多いが中には本格的にドラマ仕立てになっているものもある。設定本等の公式資料ではTVシリーズの再編集版である『ザッツ踊る大捜査線』や「踊る」シリーズの時間軸上で作られたスペシャルドラマ等と特に区別することなく放送日順に列挙されていることが多い。再放送やスペシャルドラマ等がしばしばメイキングや関係者のインタビューと組み合わせた形で放送されているため、これらと厳密に区別できないからと見ることも出来る。特に明記されていないものはフジテレビでの放送である。基本的に映像商品化はされていないが、一部はDVDの特典映像等になっている。

・『踊る大予告編』(1998年10月18日) 正式タイトルは、『「踊る大捜査線 THE MOVIE」完成記念番組 踊る大予告編 秋の全国一斉バイアグラ取り締まりスペシャル』。「踊る大捜査線 THE MOVIE」の予告編として制作された番外編ドラマ。全2部構成。 第1部は「踊る大捜査線」ファンの子供達による「子供湾岸署」を舞台にしたドラマ。 第2部は「亀川プロデューサー」が怪しい女に監禁されるという設定のドラマ。 いずれにも本編のキャストは一切登場しないが映画「THE MOVIE」の本編やメイキングのシーンが織り込まれている。
・『10時間も踊る大捜査線』(スカイパーフェクTV、1999年5月8日) 「踊る大捜査線 THE MOVIE」の衛星初放送に合わせた企画。「THE MOVIE」本編2時間と一緒に放送された8時間にもなる映画のメイキング、NG集などの未公開映像、映画の宣伝とその裏側、映画公開時のドキュメント(公開初日の舞台挨拶など)、キャスト・スタッフの座談会やインタビューなどで構成された番組。映画本編放送の前後で大きく前編と後編に分かれる。
・「10時間も踊る大捜査線(前編)」
・「踊る誕生秘話」(45分)
・「踊る大宣伝作戦」(45分)
・「踊る現場大検証その1」(45分)
・「踊る現場大検証その2」(45分)
・それぞれの前に「見どころ紹介」がある。(各15分)
・「踊る大捜査線 THE MOVIE」本編(2時間)
・「10時間も踊る大捜査線(後編)」
・「踊る大公開初日」(50分)
・「踊る大音楽会&タイトルバック」(50分)
・「踊る大メイキング」(80分)
・「踊る大エピローグ」(30分)
・「踊る大エピローグ」を除き、それぞれの前に「見どころ紹介」がある(各10分)
・『衛星(スカパー)も踊る大捜査線』(スカイパーフェクTV、2003年6月29日)
・「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 200のリンクを探せ」(THE MOVIE 2のメイキング番組)、『深夜も踊る大捜査線2』(地上波より先行しての放送)、「踊る大捜査線 THE MOVIE」の3本立て。
・『だから踊る』(2003年7月3日〜9月25日) 出演者やスタッフが踊るについて語る毎週木曜日深夜に放送された放送時間約5分のトーク番組。全13回。織田裕二、柳葉敏郎、深津絵里、君塚良一、加瀬弘行(照明)、芦原邦雄(録音)らが出演。
・『満員御礼スペシャル! 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 大ヒットの秘密を捜査せよ』(2003年8月9日) 内容はキャストへのインタビュー、メイキング、THE MOVIE 2公開初日の舞台挨拶など。
・『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 これをみれば100倍楽しめるスペシャル』(2003年9月6日)
・『交渉人 真下正義 公開記念スペシャル 祝!映画初主演!花の映画スター!ユースケ・サンタマリア誕生』(2005年5月6日)
・『満員御礼! 交渉人 真下正義 共演者が語る「真下」の魅力!「ユースケ」の実力!?』(2005年5月12日) 内容は「主演・ユースケ欠席座談会」など
・『容疑者 室井慎次 公開記念スペシャル 室井はシロか、クロか?』(2005年8月20日)
・『弁護士灰島秀樹放送直前スペシャル』(2006年10月28日)
△TOP△


2.4 劇場映画

THE ODORU LEGEND CONTINUESを含む。

・『踊る大捜査線 THE MOVIE』(東宝、1998年10月31日公開) 興行収入101億円、観客動員数700万人
・『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(東宝、2003年7月19日公開) 興行収入173.5億円、観客動員数1250万人
・『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2』(東宝、2003年12月20日公開) THE MOVIE 2 の国際戦略版 THE ODORU LEGEND CONTINUES
・『交渉人 真下正義』(東宝、2005年5月7日公開) 興行収入42億円、観客動員300万人
・『容疑者 室井慎次』(東宝、2005年8月27日公開) 興行収入38.3億円、観客動員270万人
△TOP△


2.5 舞台

『舞台も踊る大捜査線 ザッツ!! スリーアミーゴス』(2003年8月15日〜17日)
△TOP△


2.6 DVD特典

・NG集 第12話『港区台場レインボーブリッジ付近会社役員絞殺凶悪殺人事件 NG傑作選』
・『プロジェクトK』 Vシネマで湾岸署神田署長の物語。踊る大捜査線 THE MOVIEの犯人であった坂下始と河原崎宗太が神田署長のおかげで更生したという話を語る。湾岸署観光者相談係のモニター映像として作成され、「THE MOVIE 2」の中で使用されたほか「歳末特別警戒スペシャル完全版+α」の中でも放送された。その後、「踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2」の特典ディスクに収録された
・『広報人 矢野君一』 TTRが行っている広報番組において関係者を呼んで交渉人真下の事件を振り返るという設定で、矢野君一が十川誠志、ムロツヨシなどにインタビューする。隠しスペシャル映像。交渉人真下正義プレミアム・エディションの特典ディスク2に収録
△TOP△


2.7 本

『diary 野口江里子の日記 1983-1985』
室井が大学時代に交際していた女性、野口江里子が書いていた日記という設定で書籍化したもの。これの発売に関してはファンからは賛否両論ある。
△TOP△


3 ストーリー

注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
3.1 警察ドラマ

織田裕二演じる青島俊作巡査部長が主人公の「警察ドラマ」。銃撃戦や犯人逮捕までを追う従来の刑事ドラマとは異なり、警察機構を会社組織に置き換え、署内の権力争いや本店(=警視庁)と支店(=所轄署)の綱引きなど人間味あふれる警察官の姿を、湾岸署を中心に描いている。

青島刑事以外にも、恩田すみれ(深津絵里)・和久平八郎(いかりや長介)・真下正義(ユースケ・サンタマリア)などの湾岸署署員や事件の被害者でのちに刑事となる柏木雪乃(水野美紀)、また、湾岸署の署長ら三人組(通称『スリーアミーゴス』)、更には警察庁のキャリア・室井慎次(柳葉敏郎)らにもスポットライトが当てられる、いわゆる「群像劇」の要素が強いドラマであり、それが本作の魅力の一つになっている。

またドラマ内外の事項と連動する、いわゆる「リンク」をふんだんに盛り込んで観客を何度も楽しませる手法を取り入れる一方、ストーカー・ドメスティックバイオレンス・少年犯罪問題・監視システムなど今日的社会問題を比較的早く物語に反映しており、この時代感覚を評価する向きもある。
△TOP△


3.2 当初の踊る大ラブストーリー計画

踊る大捜査線は実際は放送開始当初から高視聴率など期待されていなかった。しかし、製作者サイドはゴールデンドラマということもあり余りにも数字(視聴率)が悪ければストーリーの流れを変えるという枠組みを残しての脚本ということになった。大まかな設定は放送時と大差ないのだが、キャラ設定やストーリー設定に多少の柔軟性を残しながら描かれていった。

初期の構想段階では、和久の娘をすみれに設定し、その和久宅に居候する青島との恋愛も一案にあったそうである。その後は、青島と雪乃、室井とすみれの二本立てでの恋愛路線、また、青島と雪乃とすみれの三角関係も構想されている。実際、青島・雪乃間での恋愛に発展しそうな伏線や、すみれが青島に惹かれてゆく描写も散りばめられている。

だが、この恋愛ドラマ路線は、第1話が放映され視聴率が出た時点で取りやめが決定された。脚本家・君塚良一が著書「テレビ大捜査線」で述べているところでは、同じクールでフジテレビが放映していた恋愛ドラマの視聴率が比較的よかったため、同じ恋愛ものをぶつけるのは足の引っ張り合いになりかねないという亀山プロデューサーの判断によるとのこと。このとき第4話までは脱稿していたので第5話からのプロットが恋愛の要素を排したものに変更され、以後は警察ドラマとしての視点に重点を置いていくこととなり、そこで雪乃の設定に大幅な変更が加えられている。
△TOP△


4 トピックス

連続ドラマ版(1997年)放映当初は、決して高視聴率とは言えなかった。しかし元々根強いファンが多いことに加え、幅広い層から徐々に支持を集めてブームとなる。またインターネットの公式サイトを介してドラマ制作側とファン側が直接接触し、サイトでやりとりされた制作側・ファン側双方の熱意とアイデアが、このドラマを一大ブームへと押し上げた原動力の一つである。

例えば、当初ユースケ・サンタマリアは撃たれて殉職させ、それによって湾岸署のチーム結束力を強める要因にする予定だった。しかし、制作側が公式サイトでユースケ・サンタマリアの人気を確認したため殉職はさせず重傷のみで後日復帰させた。いずれにせよ、殉職させていたら『交渉人 真下正義』は存在しなかったし、雪乃との結婚もなかったと言えよう。

2001年1月には、当時フジテレビで放映されていた連続ドラマ「ロケット・ボーイ」主演でもある織田裕二が体調不良(椎間板ヘルニア)により緊急入院したことから、急遽4週にわたって『ザッツ踊る大捜査線』と題した連続ドラマ版のダイジェスト再放送が制作・放映され、大きな反響を巻き起こした(この4週の再放送の平均視聴率は21.3%にも及んでいる)。

連続ドラマ終了後、2本のスペシャルドラマ版と1本の番外編ドラマを経て映画化され、第1作・第2作ともに記録的なヒットとなる。第1作(THE MOVIE)の青島刑事のクライマックスでの台詞「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」は流行語となる。また第2作(THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!)は実写邦画の日本記録を樹立し、低迷する日本映画業界にあってもその人気を見せ付けた。2006年現在でもその人気は根強く、続編を望む声も多い。映画化に関しては連続ドラマの頃から織田裕二が望んでいたと2005年10月に踊る大捜査線 THE MOVIE2をフジテレビ放映に伴ってのインタビューで答えていた。ちなみに映画の第1作から第2作までの間は、見えないストーリーが進行されていて、色々なエピソードが第2作で刑事らのセリフとして登場する。

第2作公開後、重要メンバー「和久指導員」役のいかりや長介が病没し、この「レインボーブリッジを封鎖せよ!」を、涙を浮かべながら鑑賞した人が多数いた。第2作中、現場の捜査員の生命を軽視する女性管理官に対して和久が放った「もうお前の命令なんか聞けるか!」は、名台詞のひとつに数えられるだろう。また、スピンオフ作品である容疑者 室井慎次でも、和久の健在を匂わす台詞が劇中に登場する。これは、室井役の柳葉のたっての希望で実現したという。
△TOP△


5 進化し続ける踊る大捜査線

2005年には映画版第2作の内容と連動した外伝的物語「踊るレジェンド」として『交渉人 真下正義』、『容疑者 室井慎次』が映画公開された。更に、2005年から2006年にかけて『交渉人 真下正義』の前日談として『逃亡者 木島丈一郎』が、『容疑者 室井慎次』の後日談として『弁護士 灰島秀樹』がテレビ放送された。
△TOP△


6 スタッフによる遊び心

前述の「リンク」をはじめ、劇中には様々な"遊び"が盛り込まれている。

6.1 カエル急便

劇中に登場する架空の運送会社のブランド名(正式社名は新日本運搬)で、その名の通りカエルのロゴマークが特徴である。毎回、このカエル急便が登場すると、何かしら事件が発生する(ファンやスタッフの間では「不幸を運ぶカエル急便」と呼ばれている)。番外編(『湾岸署婦警物語』)ではカエル急便の社屋も画面上に登場している。そして、プレートナンバーは必ず269または2609(フロッグ)となっている。
また、フジテレビの踊る大捜査線オフィシャルサイト上から、グッズを通販で購入すると、このカエル急便のダンボールに入れて送られてきた。因みに、テレビアニメ版の学校の怪談には、新聞にカエル急便の広告が載っていた。更に、国際版(「FROG EXPRESS」という名前である)もあるようだ。
△TOP△


6.2 レインボー最中

湾岸署管轄区域唯一の(もともとは架空の)名産品で署長たちが接待するときに必ず差し出す最中である。レインボーブリッジとかけた名前で、劇中で何度か使われた。その後「台場名物レインボーブリッジ最中」として実際に商品化され、今ではお台場フジテレビの定番土産品となった。更には羽田空港でのお土産品としても売られていて東京の名産品と格上げされた。THE MOVIE 2以降、レインボーかすていらなど他種類のレインボーシリーズがあり、これらも実際にフジテレビ本社および東京駅・羽田空港等主に関東圏のJOCX-TV STOREやフジランドやFNS系列局のグッズショップでも販売されている。
△TOP△


6.3 カップ麺

「キムチラーメン」「わさびラーメン」など架空のもの、実在のもの含めて様々なカップ麺が登場する。THE MOVIE 2公開の際には「湾岸ラーメン」というカップ麺が劇中に登場し、明星食品から一般発売されたが、同社の販売規定(架空の店舗名称等は使用できない)や販売コストの関係上、劇中に登場する同名のものとは、そのパッケージや具材が異なっていた。

なお、劇中の同じパッケージのものは2003年のお台場冒険王や全国巡回イベント「湾岸ミュージアム」において、すみれが劇中に食べていたうどんと共に「ミニカップ麺師弟セット」として販売された。ただし、中身は劇中のものや明星食品の製品とは全く異なる。
また2005年8月には、劇場公開された容疑者 室井慎次において舞台となる新宿北署にあった明星食品の自販機の中に入っていたカップ麺のうち、新宿という土地柄を意識した「北新宿キムチ麺」と「北新宿トムヤム麺」2つのエスニック系カップ麺が、実際に明星食品から商品として全国発売された。
△TOP△


6.4 登場シーン

THE MOVIE 2の冒頭、青島刑事の登場シーンだが、これはテレビシリーズ第1話で青島が初めて湾岸署に向うシーンと同一の経路を辿っており、「空き地」から「観光地」への変貌振りがよくわかるつくりになっている。
また、番外編で"女青島"こと篠原巡査(内田有紀)が登場するシーンも、第1話のこれと同一のカット割になっており、青島と女青島との対比が描かれている。
△TOP△


6.5 オープニング

テレビシリーズのオープニングで、出演者の顔写真が前後左右から映し出されるシーンが印象深いが、よく見るとこのシーンで、それぞれの役柄の出身地や現住所、役職といったプロフィールが書かれている。
△TOP△


6.6 製作スタッフの出演

プロデューサーの亀山千広、東海林秀文をはじめ、多くの製作スタッフが『内トラ』(業者に依頼し端役を発注するエキストラに対し、端役を内部のスタッフでまかなうこと)としてテレビ・映画全てに於いて多くのシーンに出演しており、一部の役(死体発見者、ボクサーとトレーナー等)は準レギュラー化している。このほかに番組内で使用されている「前科者リスト」や「容疑者リスト」にもスタッフの写真が使用されるなどしている。またスタッフの子供が出ているケースもある。
またプロデューサーの亀山千広は深夜も踊る大捜査線では脚本家の君塚良一とともに「管内で刑事ドラマを撮影する許可(設定上、フジテレビ本社は湾岸署の管轄内となる)をもらいに湾岸署に来る」という設定で本人役で出演している。
△TOP△


6.7 他の映画作品へのオマージュ

踊る大捜査線 THE MOVIEのクライマックスで、青島が煙突から出るピンクの煙によって監禁された和久を探すシーンがある。そのシーンのみ白黒映画になり煙突からのピンク煙だけ色をつける技法を「パートカラー」と呼ぶ。このシーンは、黒澤明の映画「天国と地獄(1963年、全編白黒映画)」に出てくる煙突シーンとほぼ同じである。そのためそのシーンで青島は「天国と地獄だ」というセリフを言う。なお、このモチーフの使用や劇中での「黒澤塗料」の名称使用等については撮影前に黒澤プロダクションより正式な許諾を受けており、一部で批判(松本人志、太田光等)されていた「パクり」行為ではない。
さらに、THE MOVIE 2では犯人グループの一人が東北訛りで「蒲田」のことを「カメダ」と発音するシーンがあるが、これは松本清張原作の「砂の器」に出てくる件とまったく同じ手法である。こちらでもすみれがそのシーンの後「砂の器……」とつぶやくセリフがある。
歳末特別警戒スペシャルのクライマックスでは、BGMとしてベートーベンの第九をバックに青島たちが犯人と格闘するシーンがあるが、これは映画「ダイ・ハード」のシーンと似た手法がとられている。
このように他作品との類似点、すなわちオマージュが多く見られるのも特徴である。
△TOP△


7 アイテム

7.1 コート

7.1.1 青島のコート

実際に米陸軍の放出品のコート(ユニオントレーディング(株)旧マキノ商事製のM-51コート)である。カジュアルコートというよりはアーミーコートで、ガンマニアの青島らしいアイテムといえる。実は値段はそれほど高くないが、着用できるのは織田裕二だけと決められている。色はモスグリーンのものを着用。中にダウン素材が入っており着ていると暖かい。青島が警察官になった時に購入したコートで、購入時に店の気さくな店主に安くしてもらったものである。それがあってか、青島は長年愛用している。踊る大捜査線 THE MOVIEでは、青島が刺されてコートに穴が開き、その後穴が開いた部分はきれいに修繕されている。ちなみに、コートは事件後クリーニングに出された。 THE MOVIE公開時、フジテレビ公式踊る大捜査線サイトで青島コートのレプリカが販売された。 コートの背中部分にはシルエット、織田裕二のサイン等が印刷されている。あたたかいインナーは取り外し可能。 類似品も出回っているが、数回にわたってユニオントレーディング(旧マキノ)からも復刻版が販売されている。 サイン・シルエットが入っているのは初回限り。
△TOP△


7.1.2 室井のコート

スピッツインターナショナル製のロングコートで、色は黒。

室井は通販で買ったといっていたが通販では売っていない。青島のコートは比較的見つかりやすいが、こちらは今となってはもはや手に入れることはきわめて困難で、値段は高額で30万円以上する代物。ちなみに、劇中では柳葉敏郎の体格に合わせ衣装スタッフが仕立て直しており、ロングなのに体のラインがすっきりみえる様に仕立てられている。フォーマル仕立てであるが機能性も重視されたデザインとなっていて活動的な室井にぴったりのコートといえる。柳葉氏は比較的小柄なので、足の部分まですっぽり覆うように着ている。

この他にも室井は官僚なので身につけているものは高価だがシンプルで、かつ機能的な上級国家公務員のステータスを印象付けるアイテムが多い。

また室井のスーツは劇中では全てスリーピース・スーツである。
△TOP△


7.1.3 すみれのコート

連続での放送時には色々なバリエーションのコートが用意されていたが、以降は刑事っぽいグレー、または白っぽいコートしか着なくなってしまった。また初期に登場した赤いコートは深津絵里の私物である。すみれは他にもジャンバーやカーディガンを羽織ることも多い。
△TOP△


7.2 通行証

湾岸署の捜査員は胸にWPSと書かれたバッジを着用。これは下に示す警視庁本部で使用される通行証(後述)を所轄に拡大解釈したもの。TVシリーズでは所属を示す顔写真入IDカードであった。

本庁の室井たちは胸にMPDと書かれたバッジをしている。このバッジの小道具はさも踊る大捜査線製作スタッフの独創であるかのように言われているが、実際に警視庁の私服勤務職員が外来者との区別のため庁舎内で着装する通行証である。当時の制作スタッフだったフジテレビ社員の一人が、元報道局記者で警視庁記者クラブに所属していた経験からのアイデアとも言われているが、踊る大捜査線にて初めて使われた演出ではなく、「沙粧妙子−最後の事件−(1995年 フジテレビ) 」の時点で既に使用されていた演出の為、この作品の影響である可能性の方が強い。(同様に警視庁記者クラブに詰めている記者には、MPDの替わりに「記者」と書かれた同形式の通行証を警視庁から貸与されている)

この小道具(以後、仮に「フジテレビ型」通行証と呼称する)が最初に使用されたのは前述の通り「踊る」より前に放送された「沙粧妙子−最後の事件−(1995年 フジテレビ) 」からだが1985年日本テレビで放送された「誇りの報酬」では既に当時のデザインで通行証が登場しているのをはじめとして他作品に於いて全く見られなかったわけではない。「沙粧」以後「きらきらひかる」、劇場映画「眠らない街-新宿鮫-(この作品では何故か新宿署内で署員も着用)」等フジテレビ制作のドラマ・劇場映画に於いて警視庁のシーンではほぼ必ず使用されており、最近では他系列のドラマでも実物に近いデザイン、フジテレビ型類似デザイン、果てはフジテレビ型そのものが頻繁に使用され、警視庁のシーンにおいてはほぼ標準の小道具となっている。さらに私服勤務員のみならず鑑識作業服や制服を着用している職員にまで着装させる誤用も見受けられるようになった。

実際の通行証は単なるバッジではなく、胸ポケットに差し込み「mpd」の文字がある部分をポケットのふちに引っ掛けているもので、差し込んでいる部分に顔写真と職名・氏名が記載されてたIDカード状のものがついており、警視庁本部庁舎に入構する際はその写真部分を各門警備の警察官に提示し身分証明を行う(フジテレビの『TEAM』にて、草g剛演じる風見勇助が現場に入る際の身分証明(彼は警察官ではないので)に写真部分を提示しているシーンがある)。 なお、所轄勤務の私服警察官・職員の本部入構用にバッジ部分だけの臨時通行証(来客用とは別のもの)が各門の受付に用意されているらしい。

青地に金文字ゴシック体で「MPD」、その下に警視庁の英語名称である「METROPOLITAN POLICE DEPARTMENT」の文字が入るのはこのフジテレビ型独自のデザインである。これはあえて実物と違えることで万一盗難された場合に悪用を防ぐため、また警察知識の無い視聴者に対する解りやすさと実物以上の洗練さを狙ったことによるもので、実物は偽造回避を狙った特殊な字体で「mpd」とだけ入っている。(警察手帳や通行証等の小道具で、本物と全く同じ形状や色のものはテレビ撮影用でも使うことができない。)
△TOP△


7.3 PC

メカマニアの印象を出す為に、真下にはノートPC(当時90万円相当)を常時持たせている。映画「交渉人 真下正義」の時に使用していたPCは、IBMの(現Lenovo)Thinkpad X40を使用している。
△TOP△


8 劇中用語

踊る大捜査線にて使用された劇中用語はいずれも、過去の刑事ドラマではあまり用いられることのなかったものを使用している。それまでの刑事ドラマでは犯人のことを「ホシ」、事件のことを「ヤマ」などという隠語で呼ぶようにしていた。これは「太陽にほえろ!」など昔の刑事ドラマの影響が後の刑事ドラマ(あぶない刑事など)にも色濃く影響している為。

しかし、「踊る」においては全面的にこのような隠語が一般的な呼称として用いられていない。これは従来の刑事ドラマのステレオタイプを一掃する「踊る」自体のコンセプトと、放送時期的に昔の刑事ドラマと時代感覚がずれてきていることを鑑みて、また実際の警察内部においても従来からの隠語がほとんど使われなくなった(ドラマ、小説で多用される事で周知され、隠語としての機能が失われた)ことによると思われる。劇中では犯人のことを「被疑者・マル被」、逮捕を「確保」と言い換えたりしていた。

また、刑事課のみならず警察内で警察官が使う「任同」「機捜」「現着」「追尾」「ローラー」「害者」「123」などの職業用語も多様に引用され一部は世間一般にも広まった。因に犯人と被疑者とは同義語ではないが、マル被という言い方は実際の警察の捜査員も使用する。また確保は法律上、逮捕とは限らない。
△TOP△


9 湾岸警察署

通称 WPS=Wangan Police Station。警視庁第一方面部に属する新設署である。所在地は、東京都港区台場3丁目2番地8号(実際の台場は2丁目までしかない)。「THE MOVIE 2」のパンフレットや公式本「踊る大捜査線研究ファイル」によれば地図上での位置はフジテレビがある位置になっているが、TVシリーズ第1話や「THE MOVIE 2」冒頭での湾岸署への出勤シーンでは最寄り駅であるりんかい線東京テレポート駅を出てフジテレビとは逆方向の夢の大橋方面に向かって歩いている。ロケ地は江東区潮見にある潮見コヤマビルで、外観、1階ロビー、屋上、生活安全課のシーンなどがここで撮影されている。

実際にも現在の水上警察署を移転改築・機能強化し、隣接の警察署と管轄地域を調整、臨海副都心全体を管轄する「臨港警察署(仮称)」を平成19年度に設置することが決まっている。

新設された当時は、臨海副都心といってもほとんど建設予定地ばかりで人口もまばらであった。そのため他の所轄署(特に勝どき署)や警視庁の捜査員などからは「空き地署」と呼ばれ蔑まされていた。大規模所轄の部類には入るが、割合開けてきた今現在になってもエリートコースなどではなく、相変わらず本庁の駒にされる立場の弱い所轄である。署長は延々と神田が務めているが、神田自身は丸の内署への栄転を希望している。しかし、青島のはちゃめちゃの責任を問われいつも先送りとなる。署内には神田による署訓(下記)が配布されている。

「私あっての湾岸署」「ミスのない捜査とスキのない接待」
新設だけあって外部も内装も新しく、およそ警察署といったイメージではないモダンな作り。そのため、湾岸署の建物はしばしば警察ファンのあいだで議論される。しかし、実際の警察署でも、最近建てられたものでは近未来的な外観のものやヘリポートや機動出入り口を確保しているものがある。例えば渋谷署は一目見ただけでは警察署なのかデパートなのかわからないような構造になっており、横長が多い警察施設において例外的に縦長でフロアが多い建造となっている。また、竹の塚署は、外観が湾岸署と非常に似ている。警察署としてモダンな建物を使用した作品は「踊る大捜査線」が初めてとも言われるが、湾岸署はアニメ「逮捕しちゃうぞ」で描かれた「墨東署」がモデルとなっており、誤りである。

なお、「湾岸署」はフジテレビの登録商標である。架空であっても警察署名は登録できないため「湾岸警察署」ではない。
△TOP△


10 パトカー

10.1 TVシリーズ及びTVスペシャル

ダイハツがスポンサーのため、ダイハツの親会社トヨタの車両が使われた(主にクラウンやマークII)。
「年末警戒スペシャル」では、ダイハツのアプローズが登場。
「秋の犯罪撲滅スペシャル」では、GX90トヨタマークIIとホンダのEGシビックフェリオ(エンディングで登場)が登場した。
△TOP△


10.2 THE MOVIE

「THE MOVIE」でも引き続いてトヨタ車(カローラとマークUやラストシーンの室井が運転する車としてクラウンのセダンを使用)が使われたが、一部捜査用車に日産・セドリックや三菱のディアマンテとギャランが使われていた。
△TOP△


10.3 THE MOVIE2

この作品では日産自動車が特別協賛したため、パトカーは一転してすべて日産車(セドリック、クルー、スカイライン等)に変わった。
一方で日産車以外で例外的に登場した車種として、レインボーブリッジ封鎖時に登場した国土交通省のパトロールカーはトヨタ・ハイラックスサーフだった。これは撮影協力していた本物の日本道路公団(当時、現東日本高速道路株式会社)の車両を借用したためである。
同じシーンにはトヨタのヴィッツやハリアーが確認できる。
また、SATが使用していたハマーやボンネットバスなど、日産自動車の取扱車種に重複しない車両(ほぼ外車になるが)は割と自由に使用されている。
△TOP△


10.4 踊るレジェンドシリーズ

「交渉人〜」から再びトヨタ車も登場。白黒パトカーは主に
日産・セドリック・日産・グロリア(Y31型前期・中期・後期型)、日産・クルー(K30型)
トヨタ・クラウン(140系、150系、170系)、トヨタ・マークII(X80系セダン)
三菱・ギャラン(「交渉人〜」、「容疑者〜」)
覆面パトカーでは
日産・クルー(「交渉人〜」、「逃亡者〜」)
ホンダ・インスパイア(「容疑者〜」:新宿北署の覆面車)
「スバル・レガシィツーリングワゴン(「交渉人〜」、「逃亡者〜」:木島らSITの捜査員が乗っていた覆面車)
この他にも新城の公用車でBMWが、鑑識や被疑者護送車などの車両にトヨタ・ハイエースや日産・エルグランドが使われている。
※「THE MOVIE」では「THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ」のこれらの車両に付けられるナンバープレートには、語呂合わせが多く見られる。(SATの車両は「310(さっと)」など。)「容疑者 室井慎次」では歴史にでてくる年号が多用されている。

※THE MOVIEの時にでていた、X80系マークUセダン・140系クラウンも再登場。THE MOVIE2から登場のY31系セドリック・セダン(後期・中期型)が引き続き登場(THE MOVIE 1までは前期のみ登場)している。 また「交渉人」からは、170系クラウン(昇降機付パトランプ装備)、最終型のギャランが登場した。
△TOP△


11 音楽

11.1 主題歌

・「Love Somebody」織田裕二withマキシ・プリースト(テレビ版)
・「Love Somebody-CINEMA Version-」織田裕二(THE MOVIE)
・「Love Somebody-CINEMA Version II-」織田裕二 feat.MYA (THE MOVIE 2)

あまり知られていないがこのLove Somebodyは本来クリスマスソングとして作られた。織田裕二自身が「ドラマの主題歌を冬に頼まれたためにクリスマス風の雰囲気にしたが実際に放送されたのは1月だった」と語っている。
△TOP△


11.2 サウンドトラック(BGM)

音楽を担当しているのは、松本晃彦である。彼はスピンオフムービー「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」も手掛けており2005年12月に放映された「逃亡者 木島丈一郎」も担当した。音楽が収録されているアルバム【RHYTHM AND POLICE】は、ほとんどの曲が世に知られており、I?Vを合わせて100万枚を突破している。

ちなみに、踊る大捜査線レジェンド企画の「交渉人 真下正義」「容疑者 室井慎次」「逃亡者 木島丈一郎」の3作品ではメインテーマであるRHYTHM AND POLICEは使用されていない。

・RHYTHM AND POLICE ORIGINAL SOUND TRACK I F.F.S.S
・RHYTHM AND POLICE ORIGINAL SOUND TRACK II SOUND FILE
・RHYTHM AND POLICE ORIGINAL SOUND TRACK III THE MOVIE F.F.S.S
・RHYTHM AND POLICE ORIGINAL SOUND TRACK IV THE MOVIE 2 F.F.S.S
・RHYTHM AND POLICE ORIGINAL SOUND TRACK V THE MOVIE 2 SOUND FILE スコア篇
・RHYTHM AND POLICE ORIGINAL SOUND TRACK RARE TRACKS
・RHYTHM AND POLICE The Remix
・RHYTHM AND POLICE-THE BEST-
※詳細は下記に記述。
この他にも、過去のフジテレビで使われた演奏曲が使われていたり、パロディとして洋画のBGMも使われている。因に最終話の最後のシーンで真下が撃たれた時に流れていた曲は、「NIGHT HEAD」でも使われているので、踊るのサントラ独自のものではない。新世紀エヴァンゲリオンで使われたBGMも、サントラやエンディングにもクレジットされていないが、同作監督・庵野秀明自身の厚意により、作中では多く使われている。また、オリジナルの曲にもエヴァンゲリオンを意識した物が目立つ。
△TOP△


12 ソフトウエア

スピンオフ作品関係を含む。

12.1 書籍

・踊る大捜査線 湾岸警察署事件簿 (キネマ旬報社キネ旬ムック 1998年10月31日)ISBN 4-87376-505-6 TVシリーズ、歳末特別警戒スペシャル、秋の犯罪撲滅スペシャルを収録
・踊る大捜査線THE MOVIE シナリオガイドブック(キネマ旬報社キネ旬ムック 1999年4月17日)ISBN 4873765129 踊る大捜査線 THE MOVIE、秋の犯罪撲滅スペシャル、深夜も踊る大捜査線を収録
・踊る大捜査線THE MOVIE 2レインボーブリッジを封鎖せよ!シナリオガイドブック(キネマ旬報社キネ旬ムック 2003年9月16日)ISBN 4873766028 踊る大捜査線 THE MOVIE 2、深夜も踊る大捜査線2、舞台も踊る大捜査線を収録
・「交渉人 真下正義」シナリオガイドブック (キネマ旬報社キネ旬ムック 2005年6月22日) ISBN 4873766184
・「容疑者 室井慎次」シナリオガイドブック (キネマ旬報社キネ旬ムック 2005月10月17日) ISBN 4873766222
・踊る大捜査線(フジテレビ出版 1997年3月) ISBN 4-594-02212-X
・踊る大捜査線 (扶桑社文庫 フジテレビ出版 2002年9月30日) ISBN 4-594-03678-3 TVシリーズを収録
・踊る大捜査線スペシャル(フジテレビ出版、1998年10月) ISBN 4594025951
・踊る大捜査線スペシャル(扶桑社文庫 フジテレビ出版、2003年5月30日) ISBN 459403991X
・歳末特別警戒スペシャル、秋の犯罪撲滅スペシャル、踊る大捜査線 THE MOVIEを収録
・小説 交渉人真下正義 (フジテレビ出版 2005年6月20日) ISBN 4594049737
・小説 容疑者・室井慎次 (フジテレビ出版 2005年9月30日) ISBN 4594050395
・踊る大捜査線THE MAGAZINE(ぴあ 1998年10月)ISBN 4-89215-054-1
・踊るインターネット―踊る大捜査線オフィシャルwebサイト・捜査レポート(キネマ旬報社キネ旬ムック、1999年8月) ISBN 487376517X
・踊る大捜査線研究ファイル(扶桑社文庫 フジテレビ出版、2003年5月30日) ISBN 4594039898
・勝手に!踊る大捜査線 (フジテレビ出版 2003年7月) ISBN 4-594-04138-8
・踊る大捜査線THE MOVIE 2レインボーブリッジを封鎖せよ!完全調書 お台場連続多発事件特別捜査本部報告書 (角川書店 2003年7月) ISBN 4-04-853645-1
・踊る大捜査線TheMovie2 青島刑事コンプリートブック (ぴあ 2003年7月) ISBN 4-8356-0534-9
・踊る大捜査線THE MOVIE2完全裏バイブル (講談社 2003年7月) ISBN 4-06-339997-4
・公式ガイドブック『交渉人 真下正義』完全FILE (角川書店 2005年4月8日) ISBN 4048538446
・真下警視完全読本コンプリートブック(ぴあMOOK ぴあ 2005年5月20日) ISBN 4-8356-0726-0
・交渉人真下正義ネゴシエイションズガイドブック(TJ MOOK 宝島社、2005年5月23日) ISBN 4-7966-4589-6
・公式ガイドブック「容疑者 室井慎次」完全FILE (角川書店 2005年8月3日) ISBN 4048538985
・室井管理官完全読本コンプリートブック(ぴあMOOK ぴあ 2005年8月30日) ISBN 4-8356-0746-5
・diary 野口江里子の日記 1983-1985 (講談社 2005年9月17日) ISBN 406213120X
△TOP△


12.2 CD

発売はすべてユニバーサルミュージック株式会社

・踊る大捜査線 オリジナル・サウンドトラック 1997年2月26日
・踊る大捜査線 オリジナル・サウンドトラック2 1997年3月26日
・踊る大捜査線 The Movie オリジナル サウンドトラック3 1998年10月28日
・踊る大捜査線 PERFECT BOX [Limited Edition]1998年12月23日
・4枚組BOX 初回発売分のみシリアル番号あり。初回版、通常版とも湾岸署轄MAP等の特典あり。 収録内容 1 「踊る大捜査線」 オリジナル・サウンドトラック 2 「踊る大捜査線」 オリジナル・サウンドトラック 2 3 「踊る大捜査線」 オリジナル・サウンドトラック 3 4 BOX特典ボーナスCD
・踊る大捜査線 オリジナル・サウンドトラック RHYTHM AND POLICE/THE BEST 復習篇 2003年6月25日 1-3から選曲されたベストアルバム
・踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! オリジナル・サウンドトラック4 2003年7月16日 初回版と通常版あり。初回版は映画のダイジェスト映像を収録したDVD付き
・踊る大捜査線 オリジナル・サウンドトラック・リミックス 2003年8月20日
・踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! オリジナル・サウンドトラック5 RHYTHM AND POLICE/THE MOVIE 2 SOUND FILE スコア篇 2003年9月26日
・踊る大捜査線 オリジナル・サウンドトラック 完全盤! 2004年3月24日7枚組ボックス・セット 収録内容 1 「踊る大捜査線」 オリジナル・サウンドトラック 2 「踊る大捜査線」 オリジナル・サウンドトラック 2 3 「踊る大捜査線」 オリジナル・サウンドトラック 3 4 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」 レインボーブリッジを封鎖せよ! オリジナル・サウンドトラック 5 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」 RHYTHM AND POLICE / THE MOVIE 2 - SOUND FILE スコア篇 6 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」 オリジナルサウンドトラック リミックス RHYTHM AND POLICE 7 BOX特典ボーナスCD
・交渉人真下正義 オリジナルサウンドトラック 2005年4月27日 初回版と通常版あり。初回版は特典映像を収録したDVD付き
・容疑者室井慎次 オリジナルサウンドトラック 2005年8月24日 初回版と通常版あり。初回版は特典映像を収録したDVD付き
△TOP△


12.3 VHS

発売はすべて株式会社ポニーキャニオン

・踊る大捜査線(1) (1997年8月20日)TVシリーズ第1、2、3話を収録
・踊る大捜査線(2) (1997年8月20日)TVシリーズ第4、5、6話を収録
・踊る大捜査線(3) (1997年8月20日)TVシリーズ第7、8、9話を収録
・踊る大捜査線(4) (1997年8月20日)TVシリーズ第10、11話、NG集を収録
・踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル完全版 (1998年4月17日)
・踊る大捜査線 番外編湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル (1998年8月19日)
・踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル完全版 (1998年11月18日)
・深夜も踊る大捜査線〜湾岸署史上最悪の三人!〜 (1999年4月21日)
・踊る大捜査線 THE MOVIE〜湾岸署史上最悪の3日間〜 (1999年6月15日)
・踊る大捜査線 THE MOVIE〜湾岸署史上最悪の3日間〜[完全版] (2000年1月19日)
・踊る大捜査線 THE MOVIE2 (2004年6月2日)(通販専用)
・踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2 (2004年6月2日)
・舞台も踊る大捜査線 ザッツ!! スリーアミーゴス (2004年6月30日)
・深夜も踊る大捜査線2 (2004年6月30日)
△TOP△


12.4 DVD

発売はすべてポニーキャニオン

・踊る大捜査線(1) (2000年12月20日)TVシリーズ第1話を収録
・踊る大捜査線(2) (2000年12月20日)TVシリーズ第2、3話を収録
・踊る大捜査線(3) (2000年12月20日)TVシリーズ第4、5話を収録
・踊る大捜査線(4) (2000年12月20日)TVシリーズ第6、7話を収録
・踊る大捜査線(5) (2000年12月20日)TVシリーズ第8、9話を収録
・踊る大捜査線(6) (2000年12月20日)TVシリーズ第10、11話、NG集を収録
・踊る大捜査線BOXセットDVD (2000年12月20日) 6枚組、TVシリーズ6巻を収録
・踊る大捜査線 歳末特別警戒スペシャル 完全版(2001年1月17日)
・踊る大捜査線 秋の犯罪撲滅スペシャル 完全版(2001年1月17日)
・踊る大捜査線 番外編湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル(2001年1月17日)
・踊る大捜査線 THE MOVIE(2000年7月19日) 通常版と特別版があり、特別版は2枚組。特典DISKには「深夜も踊る大捜査線」を収録
・踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! (2004年6月2日)
・踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN 2 (2004年6月2日) 2枚組。特典DISK付き(OD2プロジェクト、監視カメラ映像、刑事〔デカ〕ウォーズ、観光案内 - おすすめスポットランキング、プロジェクトK等を収録)
・深夜も踊る大捜査線2 (2004年6月30日)
・舞台も踊る大捜査線 ザッツ!! スリーアミーゴス (2004年6月30日)
・踊る大捜査線 THE MOVIE 1&2 Hi-Bit Twin Edition (2004年9月15日) 映画第1弾と第2弾の2枚組。HI-BITエディション版。 封入特典としてDVDクリーニングDISC1枚
・踊る大捜査線 COMPLETE DVD-BOX (2005年11月25日) 収録内容 全17枚 特製ブックレット付き 「踊る大捜査線」TVシリーズ全6巻 「歳末特別警戒スペシャル完全版」 「番外編湾岸署婦警物語初夏の交通安全スペシャル」 「秋の犯罪撲滅スペシャル完全版」 「踊る大捜査線 THE MOVIE」 「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」 「BAYSIDE SHAKEDOWN 2」 「BAYSIDE SHAKEDOWN 2 特典DISC」 「深夜も踊る大捜査線」 「深夜も踊る大捜査線2」 「舞台も踊る大捜査線」 「DVD-BOX 特典DISC」
・交渉人 真下正義 プレミアム・エディション(2005年12月17日)(50,000枚限定生産) アウターケース(外箱)+デジパック仕様(真下正義が「THE MOVIE 2」の中で雪乃の写真を入れて持ち歩いていたフォトスタンドを模したものになっている。) 特典ディスク3枚付き 特典ディスク1「前日も交渉人 真下正義」ほか収録 特典ディスク2「広報人 矢野君一」ほか収録 特典ディスク3「逃亡者 木島丈一郎」本編ディスク(同ドラマに関するメイキングやインタビューも収録されている。)
・交渉人 真下正義 スタンダード・エディション(2005年12月17日) 特典ディスク1枚付き(内容はプレミアム・エディションの特典ディスク1と同じ)
・容疑者 室井慎次 プレミアム・エディション(2006年4月19日)(50,000枚限定生産) 特典ディスク2枚+君塚監督撮影台本レプリカ付き 特典ディスク1「メイキング、豪華キャスト特別座談会、予告編」ほか収録 特典ディスク2「法廷劇シーンマルチプレビュー」ほか収録
・容疑者 室井慎次 スタンダード・エディション(2006年4月19日) 特典ディスク1枚付き(内容はプレミアム・エディションの特典ディスク1と同じ)
△TOP△


13 スタッフ

・脚本
君塚良一
(「番外編」・「交渉人 真下正義」は原案、「容疑者 室井慎次」は脚本・監督兼務)
尾崎将也
(「番外編」)
十川誠志
(「交渉人 真下正義」「逃亡者 木島丈一郎」)
・協力プロデューサー(映画版):石原隆、高井一郎、大多亮
・プロデュース補(テレビ版):高井一郎、谷古浩子、榊原妙子、渡辺美郁
・広報:名須川京子
・スチール:得本公一、笠井新也
・Web制作/管理:橋爪まきこ
・BBS制作/管理:鴨川ひろき、三原たかし
・演出補:羽住英一郎、長瀬国博、藤田智弘、芦田優子、右近照久、七高剛、大木綾子
・技斗:佐々木修平
・記録:馬場徳子、曽我部直子
・音楽:松本晃彦
・プロデューサー:亀山千広
・キャスティングプロデューサー:東海林秀文
・演出
本広克行
(ドラマ版1、2、5、7、9、11話、歳末特別警戒SP、番外編、その他特番、映画版〈「交渉人 真下正義」まで〉監督)
澤田鎌作
(ドラマ版3、4、6、8、10話、秋の犯罪撲滅SP)
波多野貴文
(逃亡者 木島丈一郎)
君塚良一
(映画「容疑者 室井慎次」監督)
△TOP△

14 本シリーズの影響

「踊る大捜査線」シリーズが好評であったことから、本シリーズのタイトルやキャラクターを使用したドキュメンタリー番組や選挙特別番組が放送された。
・FNN踊る大選挙戦
「選挙は現場で起きている!」をテーマに踊る大捜査線風の演出で放送したFNNの選挙特別番組。
△TOP△


14.1 警察追跡ドキュメンタリー番組

・「実録!踊る大捜査線 凶悪犯もビビる!これが日本の名刑事だ」
2004年5月25日
2004年11月30日(スタジオ部分は生放送)
全国各地に点在する刑事ドラマ顔負けの刑事に密着追跡。
司会:徳光和夫、小島奈津子
ゲスト:宇梶剛士、筧利夫、若槻千夏
ナレーター:野田圭一
プロデューサー:大野貢、小室俊一
ディレクター:小泉恵一(SJK)
踊る大警察24時〜汗と涙の新人刑事物語〜(2005年12月6日放送)
ストーリーテラー・スリーアミーゴス(小野武彦、北村総一朗、斉藤暁)
犯罪に立ち向かう新人刑事の活躍を追跡。
『踊る!大警察24時〜熱血刑事はつらいよ 逮捕の瞬間100連発〜』(2006年10月11日)
△TOP△


14.2 パロディ版

様々なバラエティー番組で「踊る大○○線」といった名前を持ったパロディーが作られた。一部の番組には本物のキャストが出演している。

・「盆踊る大捜査線」 「ハッピーバースデー!」(フジテレビ系)柳葉敏郎が出演
・「踊れ大捜査線」 「SMAP×SMAP」1998年11月23日 (フジテレビ系)斉藤暁が出演
・「踊る大新幹線 THE MOVIE」1998年11月25日「笑う犬の生活」(フジテレビ系)
・「踊る大扁桃腺 THE MOVIE」1998年11月25日「笑う犬の生活」
・「踊る大津軽三味線 THE MOVIE」1998年12月2日「笑う犬の生活」
・「笑う犬にはそうさせん THE MOVIE」1998年12月2日「笑う犬の生活」
・「両津ーっ!事件は会議室で起きてるんじゃない!亀有で起きてるんだスペシャル」1998年12月27日「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(フジテレビ系)
・「内村大捜査線!逃げる内村光良捕まえれば100万円」 「炎のチャレンジャー 秋の3時間スペシャル」1998年9月15日 (テレビ朝日系)
・「意地悪ばあさんリターンズ 伝説のばあさんVS湾岸署スリーアミーゴス意地悪バトル」1999年10月12日 (フジテレビ系)北村総一朗・斉藤暁・小野武彦が出演
・「踊るベタ捜査線」 「くりぃむしちゅーのたりらリラ〜ン」2005年12月7日(日本テレビ系)

・このほか、1999年にめちゃ×2イケてるッ!内のコーナーフジテレビ警察に筧利夫が踊る大捜査線の新城として本庁からやってきたという設定で出演したことがある、「ケータイ刑事銭形舞」揺れる大捜査線! 〜スイカップを確保せよ〜(2003年11月23日BS-i)
△TOP△


15 撮影協力

・キヤノン本社地内ビルディングの正面大階段 警視庁大階段のロケ地
・内田洋行潮見コヤマビル 湾岸警察署のロケ地
・JH関西支社
・神戸市地下鉄
・警視庁
・東京テレポート駅 
・いわき市
△TOP△


16 雑学

・静岡市清水区には消防署ではあるが、「湾岸署」と略せる「静岡市湾岸消防署」が実在する(2003年4月の合併時に旧清水市の東消防署を改称)。
鹿児島県鹿児島市に湾岸交番がある。
△TOP△


17 関連項目

・UDON
2006年に監督本広克行、主演ユースケ・サンタマリアと小西真奈美で作成された映画。そのほかにも共通のスタッフ、出演者が多い。
マスコミなどによって「踊る大捜査線チームが作成した映画」として取り上げられた。
踊る大捜査線 THE MOVIEの犯人である坂下始を演じた北山雅康がそのままの役で出演している。
△TOP△


99 素人セフレ案内所

登録費無料ァ
サービス料無料ァ
メッセージ送信無料ァ
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
まずは試してみてよゥ

△TOP△



[戻る]